2010年10月1日金曜日

いい本の紹介「インディアンは笑う」

インディアンは笑う/北山耕平

楽しい本を見つけた。 
著者である北山耕平さんとの出会いはもうかれこれ20年以上前、
この
ネイティブ・マインド



という本がきっかけだった。
北山耕平さんは、日本におけるネイティブ・ピープル(インディアン)のオーソリティーであり、このネイティブ・マインドは間違いなくニューエイジのバイブルである。
10代の終わりから成人式を境に男ならだれでも抱く(女性でも多感な方はそうだが)「オトナになるって何だろう?」という謎を解く鍵を示してくれる重要な本のひとつだ。

20代になりたての私は、今考えると、ファッション的な側面からヒッピーに憧れ、サンフランシスコへ飛ぶわけだが、そのサンフランシスコのゲストハウスでこのネイティブ・マインドを手にした。しかも日本人のいない、世界中からバックパッカーが集う安宿の本棚で。

著書の中で「日本人とネイティブ・ピープルの起源は同じ」というくだりがあるのだけれど、読み進むにつれ、なんとも腑に落ちることが多く、若造だった私は、まるで、人生の謎がとけていくかのような想いで読み耽ったものだ。
少し大袈裟だが、宗教観や自分のルーツ、そして人を愛するという人生のテーマとなるであろうことのヒントがここには詰まっていた。いわば私のバイブルとなった一冊である。

話を 表題にもどそう。
本のサブタイトル「あなたの厳しい現実もひっくり返す、ネイティブ・アメリカンの聖なるジョーク!」とあるのだけれど、これがまたおもしろい。
インディアンについての知識がないと微妙に意味(ニュアンス)がわからないものもあるにはあるが、おもわず吹き出してしまうものや、ニヤリとしてしまう小咄がたくさんつまっている。サイズと厚みがちょうどポケット辞書くらいで紙も軽い為、持ち歩きにも便利!

一読の価値あり。


北山 耕平
神奈川県生まれ。作家、翻訳家、編集者。大学在学中から編集の仕事に携わる。70年代後半から80年代にかけてアメリカで過ごし、ネイティブ・アメリカンのメディスンマンとの出会いをきっかけに、彼らの精神や暮らしぶりや物語を日本の次の世代に伝え、日本列島のネイティブ・スピリットの根っ子を探るワークを開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Official BLOG: Native Heart
http://native.way-nifty.com/

2 件のコメント:

  1. お久しぶりです。
    you-
    です。

    いい本のご紹介 ありがとうございます。
    ネィティブ・インディアンの教えたる本が大好きな
    なので是非、読みたいと思います。

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  2. you-さんこんにちは
    コメントありがとうございます。
    今度北山さんのワークショップに行ってみようと思っています。

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