2009年7月18日土曜日

日食について

来る7月22日(水)、日本では、全国で部分日食を観察することができます。
また奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、種子島南部など、皆既日食帯と呼ばれる細長くのびた地域・海域内では、皆既日食を観察することができます。

日本の陸地に限ると、皆既日食が観察できるのは1963年7月21日の北海道東部で見られて以来、実に46年ぶりだそうです。

という話が今アツイ!!
ということで世間的に話題であり、素晴らしい神秘的な光景を見せてくれるかのごとく宣伝されています。

が…

ちょっと!待った〜っ!!

ネイティブ・マインド(アメリカ・インディアンの目で世界を見る)
/北山耕平 著

この本を読んでほしい。
少なくともこれを読んだ事のある人は日食は見ない。
これには「日蝕は見てはならない」という地球上に生きる生命すべてに関わる先史時代からの重大な教えが克明に記されています。
もう時間がないので読めない人は少しでもご理解いただくために
北山耕平氏のブログ「Native Heart」の1頁を参照してください。

念のため、全文を引用させていただき以下に記載いたします。

日蝕を見ないでヴィジョンを見ること
Update | Thu 11.52 p.m.

日蝕の日が近づくにつれて、人々の奇妙な振る舞いが目立つようになってきた。あわてて本を出版したり、さまざまなグッズを売り出したり、ツアーを企画したりと、この機会に金儲けを企む人たちもあちこちからあらわれているし、メディアもこぞってこの日空を見ようとあおり立てている。南の島ではレイブパーティまで開かれるという。日ごろは天界の出来事に興味も払わなかったにもかかわらず、うなされたように日蝕のことを話題にする人たちも多い。どうやらスピリチュアルとされる人たちも、この流れには逆らわないらしい。それどころか妙に熱心なのもその人たちなのだ。最近は友人の中にも「お前のいうそんな教えはどうということはない」と公言する人物まであらわれた。まるでぼくは孤立しつつある。

でもぼくは知りたい。昔から、いったい世界のどこに、日蝕を見ることをすすめるメディスンマンがいるというのだろうか? 日蝕を見ることをすすめる聖者がどこにいるのか? チベットの道士はなんといっているのだろうか? アフリカではワニが太陽を食べるときといわれていると聞いた。占星術の偉い人は日蝕を見ることをすすめているのだろうか? 誰か「白人頭(ホワイト・マインドにずっぽりの人)」以外に、日蝕を見ることをすすめている人を知っていますか? もしいるのなら、冗談ではなく、その理由を尋ねたいものであります。別に喧嘩を売るつもりはない。日蝕を見ることをすすめる理由が知りたいのだ。

ぼくは、「日蝕は見てはならない」というぼくにこの道を指し示してくれたネイティブのグランドファーザーの教えを守るつもりでいる。少なくともぼくの友人たちや家族にはそうしてもらいたいし、日蝕を見ないようにするために力を注ぐつもりでいる。それが素晴らしい神秘的な光景を見せてくれたのなら、あとでゆっくりと写真や映像で見せてもらうとしよう。そしてあの日この「見てはならない神聖な死」「太陽がなにものかと闘う光景」を見なくてよかったと確認することにしたい。「人間以外のすべての動物たちは、日蝕の時間にはどこかに篭もってしまう。それは、すべてのいのちに大きな影響を与え、人間にはブレーン・ダメージを与えることを知っているからだ」という前の世界からの言い伝えを、それでもぼくは信じる。ここでいわれるブレーンダメージがどのくらいの長きにわたって影響を与え続けるものなのかわからない。ディネ(ナバホ)のあるメディスンマンは「妊娠中の女性は、とりわけ妊娠三ヶ月を過ぎた女性は日蝕を見るべきではない」と発言している。インディアンの迷信として一笑に付すのは簡単なことであるが、彼は日蝕が胎児へ与える影響をけして小さなものとは見ていないことだけは確かである。

いわゆるゴーストダンスなる千年王国を希求するネイティブの人たちの最後の信仰のヴィジョンは、19世紀最後の皆既日蝕が北米大陸のグレートベースン沙漠で起こった日に、ウォボカと名乗ることになる少年にもたらされた。ぼくは同じ沙漠で20世紀最後の日蝕を見るために彼の地を訪れ、ローリング・サンダーと名のるメディスンマンと日蝕の前日に運命的に出会い、日蝕を見ることを止められたことが、巡り巡って今このネイティブ・ハート・ブログを書き続けるひとつの原因ともなっている。日蝕。それはおそらく「ヴィジョン」がもたらされる瞬間であるのかもしれない。そのときは、われわれは内側を見るときなのだろう。内面を深く観察する貴重な時間とするか、世界が一瞬の闇に包まれる瞬間に熱狂するか、それはわれわれ次第である。

下の写真はぼくがこれを見るために沙漠の奥へ出かけて、結局それを見ることがなかった日に起きた日蝕の瞬間をとらえた天文の専門家が撮影した写真。これを見なかったおかげでぼくは今君にこれを書くことになった。「26 February 1979 Total Solar Eclipse」で検索すると、その日の写真がたくさん出てくるし、あれから30年がたった今も、その1枚1枚に、ぼくはありがたさと同時に畏怖を覚える。

(追記 読者に指摘されて、神秘さよりも恐ろしさがきわだっていたため、写真サイズをとりあえず60パーセントにまでしてみた。それでもすごい力だ。)


以上
まぁ、見る見ないは個人の自由です。
が、「生き方の問題として」書かずにおれませんでした。

2 件のコメント:

  1. 日食ちょーこえー

    動物達に倣うことにした

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  2. ys-tateさま
    でしょー。日食こえーんだよ。
    インドなんかでも妊娠中の女性には見せないんだって。

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